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終活とは?今から始めるべき理由と最初にやるべきこと
人生の終わりに向けた準備<終活(しゅうかつ)>は、単なる「エンディングノートを書く」「遺言書を作る」以上の意味があります。この記事では、終活の定義から始めるタイミング、そして最初に着手すべきステップまでを具体例を交えながらわかりやすく解説します。終活を通じて<安心>と<自分らしさ>を手に入れましょう。


こんにちは、行政書士の佐々木です。この記事では、終活をもっと身近に感じていただけるように、私のコメントも交えながら進めていきますね!
終活とは?
終活の定義と目的
終活とは、「人生の最後に向けて自分自身と向き合い、準備を進める活動」のことです。目的は大きく次の4つに分けられます。
- 自分の最期の意思(医療・介護・葬儀など)を整理する
- 家族や大切な人への経済的・心理的負担を軽減する
- 遺産や財産を適切に引き継ぐ準備をする
- 自分らしい人生の締めくくりを設計する
終活というと「縁起でもない」と思われがちですが、実は”自分らしい人生”を最後まで守るための前向きな活動なんです。


終活を始めるタイミング
多くの方は60代前後から意識し始めますが、実際には「元気なうち」がベストです。介護が必要になってからでは判断能力が低下し、望む形で手続きできないリスクもあります。
「まだ早いかな?」と思った時こそ絶好のタイミングですよ!
終活が重要な理由
家族への負担軽減
例えば、財産がどこにどれだけあるか不明な場合、家族は何カ月もかけて金融機関や役所を回ることになります。終活でリストを作成しておけば、こうした苦労を防げます。
相続手続きって、本当に大変なんです。”事前にちょっとだけ準備”するだけで、家族の負担はぐっと減ります!
自分らしい最期を迎えるため
「病院ではなく、住み慣れた自宅で看取りたい」「延命治療は希望しない」といった想いも、書面に残すことで尊重されやすくなります。
トラブル防止と安心感の獲得
遺産分割を巡るトラブルは年々増加しています。遺言書を用意しておくことで、家族の間に不信感が生まれるのを防ぎ、安心して今を過ごせます。
遺言書は、未来の家族への”最後のプレゼント”とも言えるんですよ。
終活の最初にやるべき3つのステップ
ステップ1:情報整理(財産・人間関係)
財産リストの作成


以下のチェックリストを活用して、財産情報をまとめましょう。
- 銀行口座情報(銀行名・支店・口座番号)
- 不動産(土地・建物の登記簿情報)
- 生命保険・医療保険の契約番号と内容
- 株式・投資信託・仮想通貨などの資産
- 借金・ローンなどの負債情報
ケーススタディ:情報整理で助かった事例
70代女性が、エクセルで口座情報と保険の一覧表を作成していたことで、遺族が短期間で手続きを終え、精神的な負担も少なく済みました。
情報整理、難しそうに思えるかもしれませんが、簡単なメモから始めるだけでも十分です!
ステップ2:意思表示の準備
エンディングノートの記入


項目例:
- 家族・親族へのメッセージ
- 葬儀・お墓の希望
- 介護・医療方針
- 相続財産の分け方についての希望
エンディングノートは”書いたら終わり”ではありません。思い立ったら何度でも見直してOKですよ!
遺言書の検討
公正証書遺言なら、万が一自分で作成できなくなっても法的に強く保護されます。
ステップ3:専門家への相談


行政書士ささき事務所のサポート内容
- エンディングノートの作成サポート
- 死後事務委任契約の手続き
- 公正証書遺言作成サポート
- 身元保証や後見契約支援
一人で悩まず、ぜひ私たち専門家を頼ってくださいね!
相続・死後手続きのタイムライン
終活が進んでいないと、死後にこのような手続きを一気に家族が抱えます。
時期 | 手続き内容 |
---|---|
死亡直後〜7日以内 | 死亡届提出、葬儀 |
1か月以内 | 遺言書有無の確認、相続人調査 |
3か月以内 | 相続放棄・限定承認申述期限 |
4か月以内 | 準確定申告 |
10か月以内 | 相続税申告・納付 |
期限なし | ※遺産分割協議 |
※小規模宅地の特例を適用する場合は、相続税申告までに遺産分割協議を行う必要があります。
まとめ:今日からできる小さな一歩
終活は「いつか」ではなく、「今」始めることで、未来の安心につながります。
- 簡単な財産メモを書いてみる
- 家族に「終活に興味がある」と話してみる
- 無料相談を利用して専門家に質問してみる
小さな一歩が、未来の大きな安心につながります。お気軽にご相談くださいね!