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デジタル終活とは?
近年、終活といえば「エンディングノート」や「遺言書」だけでなく、「スマホやパソコンのデータ整理」も重要なテーマになっています。
LINEやInstagram、Googleフォト、クラウド上の契約情報——
いまや私たちの大切な情報の多くが“見えない資産”としてデジタル空間に存在しています。
しかしこれらのデジタル遺品は、何も準備せずに亡くなると、家族がアクセスできなかったり、不要な契約がそのまま継続されたりとトラブルの原因になることもあります。
「終活=アナログの話」だと思っていた方も、ぜひこの機会に“スマホの中”も見直してみましょう。
なぜ今、デジタル終活が必要なのか

- 家族がスマホのロック解除やパスワードに困る
- サブスク契約が死後も引き落とされ続ける
- SNSアカウントが乗っ取られ、知らぬ間に悪用される
こうしたトラブルは現実に起こっています。
特に都市部・単身世帯が多い台東区では、本人が亡くなった後に
「何を持っていたのか」
「どんな契約があるのか」
が家族に伝わらないケースが増加しています。
まずはここから!デジタル終活チェックリスト

- スマホやPCのロック解除コード
- 主要なパスワードの管理(メモ or パスワード管理アプリ)
- 使用しているSNSアカウントと対応方法(削除/メモリアル化)
- ネットバンキング・証券・仮想通貨のログイン情報
- 定期購入サービス・サブスクの解約方法
これらの情報は、「エンディングノート」や「クラウドメモ」に整理しておくと安心ですよ!
SNSアカウントの「死後対応」はどうなる?
代表的なSNSの対応は以下の通りです(2025年6月時点)。
SNS名 | 死後の対応方法 |
---|---|
「追悼アカウント」に設定可(事前登録必要) | |
家族から申請で「追悼アカウント」または削除 | |
X(旧Twitter) | 遺族が申請すれば削除可 |
LINE | 死亡通知を出しても自動では削除されない |
とくにLINEは、故人のトーク履歴や友人関係がそのまま残るため、パスワード管理が重要です。
クラウドやオンライン契約、見落としていませんか?

現代人が気づかないうちに利用しているオンライン契約の代表例:
- Amazonプライム、Netflixなどのサブスク
- iCloud、Google Oneなどのクラウドストレージ
- 有料ニュースサイト、Webメディア
これらは放置すると毎月引き落としが続くため、必ずリスト化し、家族に伝えるか、死後解約の指示を明記しておきましょう。
「誰に託すか」を考える:家族?行政書士?
身内がいない、家族に頼みにくいという場合は、行政書士などの専門家に相談しておく方法があります。
たとえば、以下の内容があります。
- スマホのロック解除やSNS削除を代行してもらう契約
- エンディングノート・死後事務の保管
- 万が一のときに通知してもらう「死後事務委任契約」
行政書士ささき事務所(公式サイトはこちら)では、こうした「デジタル終活」の相談も受け付けています。
遺族が困らないために「引き継ぎ準備」を
急に亡くなった場合、遺族はスマホを開けずに困るケースが多くあります。
おすすめの対策:
- スマホのロック解除コードを紙にメモし保管
- 「万が一のとき用フォルダ」を作成し、各種アカウント情報を格納
- 相続人にだけ伝える秘密の引き継ぎ方法を設ける
今の時点から、
「自分が使っていたスマホやSNSがどうなるか?」を考えることが、家族の安心にもつながります。
まとめ:デジタル終活は誰にとっても必要な時代へ
これまでの終活はアナログ中心でしたが、いまやスマホ1台に「個人の人生」が詰まっている時代です。だからこそ、デジタル情報の整理と備えは避けて通れません。
東京都台東区で終活を考えている方、または身寄りが少ない方は、行政書士などの専門家と一緒に進めることで、安心・確実に備えることができます。
デジタル終活は、あなた自身と、あなたを大切に思う人たちのための“優しさ”です。
📌行政書士ささき事務所でもご相談を承っております!
